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大題はオブジェクト、小題は図形となっていますが、早い話一緒と思ってもらって構いません。結局編集するものはすべて図形になるのですから。
さて、この図形ですが、ペイントソフトを使ったことがある方なら、そんなモノ飾りくらいにしかならないと思うかもしれません。しかし、ドローソフトでは、図形がすべての鍵を握ります。なにしろ描いてあるものすべてが図形ですからどうしようもありません。その代わり、ドロー描画では描いたものの拡大縮小はおろか、変形だって自由にできます。描いて消してなんていう手間はありません。描いたものはすべて変形して使ってしまいましょう。この無駄の無さがドローソフトのいいところですね。でも、あまり図形を増やしすぎると重くなってしまうので注意してくださいね。
では早速図形を描きましょう。
まず、Inkscapeを立ち上げて
左側に、このようなコマンドバーがありますね。
この下3つが、上から順に矩形、円、多角形のコマンドです。(さらに下には螺旋のコマンドもありますが、これは使う機会があまりありません)
まずはこの3つを適当にキャンバスに描画してみてください。
これ一つ一つがオブジェクトです。
マウスで自由に動かせますし、広げたりも縮めたりもできますよね?
まずはこのオブジェクトをいじくり倒して、オブジェクトとはこんなものなのかとわかってください。このオブジェクトをひたすらに組み合わせて1枚のグラフィックを作り上げます。
そんなことできるのか?・・・大丈夫です。ドローグラフィックに必要なのは『根気』です。絵画・イラストのスキルは必要ありません(本当はあったほうがいいですが、無くてもできるという意味で必要ないです)。
ではなぜ根気なのでしょう?
この組み合わせる作業。1時間やそこらでは終わりません。モノによっては数日、数週間。果ては数ヶ月を要する事もあるでしょう(もっともそのレベルの作品となるとInkscapeがもつかわかりませんが・・・)。それに耐えうるのであれば、Inkscapeの描画は造作もありません。ですので、絵が描けないからと嘆く必要はありません。安心してInkscapeを使ってください。
次回はこのオブジェクトを組み合わせて何か作ってみましょう。