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フリーのドローソフト『Inkscape』をあつかう人のブログ
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あれこれ能書きを語るよりも、実際に描いてみたほうがわかりやすいでしょう。
というわけで、早速描画してみます。
左のコマンドバーから
kouza02-1_1.pngこれがベジエ曲線のアイコンです。これをクリックしてキャンバスに描画してみましょう。
クリックすると、マウスカーソルがペンのようなものに変わります。この状態で、一回クリック、適当なところまで伸ばしてダブルクリックで線が引けます(言い忘れていましたが、Windowsでの操作です。Macでの操作はわかりませんのでご了承ください)。
 kouza02-1_2.png
こんな風に線が引けましたでしょうか?太さが1pxなので見難いですね。では、太さを変えてみましょう。
 kouza02-1_3.png   


上のメニューを見ると、『オブジェクト』という項目があります。ここを開いて、一番上のフィル/ストロークを出してみてください。
 

kouza02-1_4.png
 
こんなのが出てきました。
これは、オブジェクトの色や線の太さ、形式などを変える事ができます。
ちなみに、フィルがオブジェクトの中の部分。ストロークが外側の線です。輪郭とでもいましょうか。フィル・ストロークの回で説明します。
とりあえず今は線を引いただけですので、フィルは関係ありません。右のストロークのスタイルという部分をクリックしてください。
 

kouza02-1_5.pngフィル/ストローク画面が切り替わりました。それぞれ説明しますと、
幅というのは線の太さです。px以外にもいろいろな単位があります。
結合というのは、折り曲げた時にどのような形状にするかを選択するものですね。左だと、普通に角ばった曲がり方になります。真ん中だと、角が丸くなり滑らかになります。右だと、外側の角がとれて、平たくなります。
角結合の限界とは、左の結合でどの角度まで鋭利にするかの限界値です。これは説明が難しいので画像を交えて説明しましょう。
 
  
kouza02-1_6.png
角結合の限界4ですと、折り目を鋭角にした場合、このように角が取れてしまいます。
 
 
kouza02-1_7.png限界値を10にしました。角がついて鋭利になりましたね。角結合の限界とは、この角を保つ限界値と思っていただいて大丈夫です。ちなみに、あまりにも大きく鋭角にしてしまうと、角の長さも非常に長くなります。この点だけ注意してください。

端は線の両端がどのような形状になるかという事です。四角か丸かということだけ頭においておけば十分です。
点線は文字通り点線です。種類も豊富ですよ。
マーカーについては特に必要が無いと思います。あまり使う機会はありません。
 
では、太さを10にして見ましょう。
 kouza02-1_8.png
 
 
上が1px。下が10pxです。このように線の太さを自由に変える事ができます。小数点以下の値も指定できますからね。もっとも、そこまでする必要はほとんどないと思いますが・・・。
 
太さが変わりましたら、次はこの線を曲げてみます。やり方は簡単です。まずはノードの編集コマンドというものを選択します。
kouza02-1_12.pngこれですね。これを選択すると、マウスカーソルが針のようになります。さらに、線の部分にもっていくと針に手のようなアイコンが付きます。その状態で、線の真ん中あたりをクリックし、そのままドラッグするだけで線が曲がります。
kouza02-1_9.pngぐいっと曲がりましたね。ちなみに線の両端の点がノード、そこから出ている丸のついた棒はハンドルといいます。名前はどうでもいいですが、これの使い方は是が非でも覚えてください。詳しいお話は次回にします。
 

では次です。今度角のついた曲げ方をして見ましょう。先程、角結合のところで説明したような曲げ方です。
一つ目ですが、今までは直線だったので、クリック→ダブルクリックで引きましたが、今度は2回ほど適当な場所でクリックをしてからダブルクリックで留めてください。
 kouza02-1_10.png


いかがでしょう。これも立派な曲線ですよね。このように端々を折った線も容易に描けます。これにはノードが4点あります。角をつけた分だけノードが増えるわけです。クリックした数とも言い換えられるでしょう。
 
   


kouza02-1_11.png



これも、ノードがあるだけちゃんと曲げる事ができます。
 


以上のように、Inkscapeを含めたドローソフトの線はとても自由にいじれます。この編集や組み合わせがドローソフトの醍醐味だったりまします。
今回非常に長い記事になってしまいましたが、ベジエ線はInkscapeの中でも、最もよく使うコマンドのひとつ(図形コマンドとは使用頻度が段違いです)なので、是非とも慣れてくださいね。
 
次回はまたベジエ線の説明ですが、今度はノードをコントロールしてみる事にしましょう。
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